近年、首のトラブルで増えているのがストレートネックです。
放置はNG！ストレートネックとは
ストレートネックとは、スマホやタブレットなどを見るために、首を前に出す前傾姿勢を長 年続けたことにより起こるトラブルです。 スマホやタブレットなどを使用する時、胸の高さより下で見るので、自然と背中が丸まって しまいます。背中が丸まって前傾姿勢になると、頭が肩より前に出て首に負担がかかる状態 が続くようになり、首へのダメージとなります。緩やかなカーブのはずの頸椎（首の骨） が、頭が肩より前に出ている状態が続くと、重みで真っ直ぐになってしまうのです。
ストレートネックになると頭の重さが首や肩へ負担をかけます。血流が悪くなったり、血管 や筋肉などに負担がかかります。その結果、肩こり、首こりなどの原因となってしまうので す。神経が圧迫されると、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、しびれなどの症状が起こる場合 もあり、軽度の症状の時に放置しないように注意が必要です。
すぐにできる予防と改善策
ストレートネックは、男性に比べて筋肉が少なく、関節が柔らかく骨格にクセが付きやすい ので、女性や子どもに多い傾向があります。
スマホを使用する時に、持ち方を気を付けることが重要です。持っている手の腕から手首ま で一直線になるようにし、反対側の手を肘と体の間に入れます。こうすると肩が前に出ず、 目線があがるので、姿勢が整いストレートネックの予防につながります。
また、スマホを見ている合間に肩回りのストレッチなど意識的に取り入れるようにしましょ う。正しい姿勢をキープすることで、予防と改善に繋がります。
