室内でも注意!熱中症の種類と原因

室内でも注意!熱中症の種類と原因

熱中症とは、気温が高い場所や、湿度が高い場所に身体が適応できずに生じる様々な不調の ことです。
高温多湿な場所にいると体温調節機能が乱れ、体内の水分量や塩分量のバランスが崩れて起こります。

屋外だけじゃなく、室内でも熱中症の注意が必要

日差しが強い屋外でなる人が多いと思われていますが、近年では室内で熱中症になる人が増 えています。
直接日差しが当たらない室内でも、風通しの悪い場所は注意が必要です。
高齢者や子ども、体調がよくない人は熱中症になりやすい傾向にあり、
特に小さな子どもは身長が低く地面に近いため、地面からの熱の影響を受けやすくなります。
また、持病を持っ ている方や運動習慣がない方、太っている方も体温調節機能が乱れやすく注意が必要です。

熱中症の症状にも種類があります

熱中症の症状は、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病などの種類があります。
熱失神は血 圧が低下し脳への血流が悪くなることで、めまいや立ちくらみなど一時的な失神という症状が起こります。

熱けいれんは大量に発汗したことで血中の塩分濃度が低下し、筋肉痛やけいれんなどが起こります。
熱疲労は大量に発汗し、水分補給が足りずに脱水症状になり、頭痛や吐き気や体の だるさが起こります。
熱射病は体温が上昇し脳の機能に異常をきたした状態で、高熱や意識 障害、異常行動などを起こします。

熱中症はめまいや立ちくらみなどの軽少なものから、40度以上の高熱、意識障害などの命を落とすこともある重症なものまで様々です。
初期症状が軽くても放置すると重症化することもあるため、涼しいところで体を休めてしっかりと回復するまで注意が必要です。