小児鍼と夜泣きについて

小児鍼と夜泣きについて

夜泣きは生後数ヶ月くらいから2歳ぐらいの赤ちゃんにみられます。
夜泣きが始まる時期や 続く期間などは赤ちゃんによって異なり、中にはほとんど夜泣きをしない子もいます。

夜泣きは空腹やおむつ替えなどの合図ではなく、何をしても泣き止まない状態のことです。
夜泣きの原因ははっきりとわかっておらず、ストレスや自律神経の切り替えが上手くいって いないためなど諸説あります。
泣き止ませる確実な方法はありません。

精神的に不安定だったり、敏感だったり、感情が激しく、夜泣きや癇癪を起こす、このよう な状態をかんの虫と言います。
このような症状の対処として、身体にやさしく、安全に精神状態を落ち着かせる治療として 小児鍼が用いられます。

小児鍼とは

小児鍼は日本で発達した東洋医学の治療法で、現在では世界中に広まっています。
小児鍼といっても、直接皮膚に鍼をうつものではありません。

使用する鍼は丸い突起の付いた棒などで皮膚の表面を刺激したり、車鍼というキザキギザの ある車上のものを回転させてさする治療です。
赤ちゃんは不快感や痛みを感じることなく、 気持ちよく治療を受けることができます。

小児鍼は赤ちゃんの身体に全く負担を掛けることなく、副作用の心配もありません。
また、 自然治癒力に働きかけるため、治療を継続していくと免疫力が向上し、
風邪を引きにくくな ったり、消化機能を高めて便秘を解消したり、
アトピーなどのアレルギーを改善する健康な 体作りに繋がります。