梅雨時期になると体のだるさや関節の痛み、頭痛や気分が落ち込んで憂鬱になるなど、心身ともに悩まされることがあります。
梅雨時期は低気圧が起こり空気中の酸素量が減少します。
梅雨とからだの関係
酸素が減少すると身体に十分に行き渡らなくなり、軽い酸欠状態になり頭痛が起こることが あります。
酸素不足で体が休止状態となると、副交感神経が優位になります。
副交感神経が 優位な状態とは、脳や体をリラックスさせ、休ませようという状態です。
副交感神経が優位 な状態では血圧がさがり、酸素量もより低下しています。
そのため、身体がだるく感じるのです。温度変化はストレスになり、自律神経が乱れ、冷えや痛みから憂鬱な気分になりま す。
梅雨時期になると関節や古傷が痛むのは、低気圧や湿気でむくみによりで血流が悪くなり、
傷跡が圧迫されたり、関節内の圧力が外に向かい、関節を囲んでいる関節包が腫れます。
関節包内には痛みを感じる細胞が多数存在するため腫れると痛みを感じるのです。
中医学でも「湿邪」と言われている
中医学では、湿気の多い時期の体調不良が起こるのは湿邪による影響と考えられています。
湿邪は重く、停滞しやすい特徴があります。
身体のだるさや鈍い痛み、水分の停滞によるむくみや冷え、冷えからくる血流の滞りや代謝 の低下、胃の不調や食欲不振といった症状が現れます。
梅雨時期はいつもと同じ食事でも消 化不良になりやすくなります。
邪湿が溜まってしまう前に、冷たい飲み物を避けたり、利尿作用のある飲み物を取り入れる などして、
毎日少しずつ取り除くことが重要です。