その頭痛、放っておいて大丈夫?頭痛の原因

その頭痛、放っておいて大丈夫?頭痛の原因

頭痛には様々な種類と症状があります。

日常的に起こる頭痛と慢性頭痛

風邪や二日酔いなど日常的に起こる頭痛、くも膜下出血や脳出血などが原因で起こる頭痛と慢性頭痛に大きくわけることができます。

くも膜下出血などの病気が原因で起こる頭痛は急激な激しい痛みが起こることが多く、命に関わるのですぐに病院を受診する必要がありま す。

慢性頭痛は原因となる他の病気がなく、繰り返し起こる頭痛です。
緊張型頭痛・片頭痛・群 発性頭痛に分けられます。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は身体的、精神的ストレスで起こります。

身体的ストレスの原因としては長時間同じ姿勢、体に負荷がかかる姿勢でいる、
PCやスマホの使い過ぎにより血行が悪くなり、 首や頭の筋肉が緊張してしまうことなどが原因として挙げられます。

精神的ストレスとして仕事・生活上のプレッシャー、人間関係などが挙げられます。
特徴としては、後頭部を中心に側頭部や首、頭全体に締め付けられるような痛みが起こります。
パソコンを使った後に痛んだり、めまいを伴うこともあります。

頭痛は数十分でおさまる場合もあれば、毎日のように痛みが続く場合もあります。
肩や首回りを温めたり、ストレッチやマッサージ、ストレスをコントロールすることが重要 です。

片頭痛

片頭痛の原因ははっきりとわかっていませんが、ホルモンのバランスの乱れ、
ストレスや緊 張がとけた時など、何らかの理由で脳の血管が急激に拡張することで起こります。
特徴としては頭の片側や後頭部など部分的に激しく、脈に合わせた痛みが起こります。まれに両側が痛む場合もあります。
片頭痛時は音や光に敏感になる、吐き気がおこるなどの症状も起こります。
週や月に1~2回程度の方もいれば、毎日の方もいます。

頭を冷やすなどして体を休めることで落ち着きます。
片頭痛が起きている時は、入浴や運動 など血流を良くする行動は控える必要があります。

群発性頭痛

群発性頭痛は明らかな原因が特定されていません。

眼から前頭部、側頭部に激しい頭痛が起 こります。
特徴としては、連日同じ時間、春になると、など特定の時期・時間に起こります。
痛みは非常に強く、目をえぐられるような痛みを訴える人が多い頭痛です。
その痛みから、人格がかわってしまうほど興奮状態になってしまうこともあります。
充血や涙、鼻や耳 の詰まりや顔面の紅潮などが起こります。
頭痛が起こる時期などを認識し、対処方法を検討することが重要です。